私はそれほど映画を一生懸命に観に行く訳ではない。
いわゆる世間の評判で面白いとか、賞を取ったとか、気になる役者が出ているとか。のレベルで観に行く程度の事がある。
この度のPERFECT DAYSを観に行くきっかけは、日本アカデミー賞を取った事。
渋谷の公衆トイレ見学ツアーなるものがこの映画きっかけで行われているとのニュースを見た事。見学客は外国人が多いらしいが。
マァ円安影響のインバウンド需要は明らかだけれども。日本としては良い商売なのだろう。
それから何より私自身が渋谷の公衆トイレを利用することがあるという事。
そのような理由から観に行った訳だけれども、感想を述べさせて頂く。
つまらなくはないけど面白くはない。この映画がGODZILLA01抑えて日本アカデミー賞を取るって・・・評価した人達は何に忖度したのか。
監督か?
わかりやすく伝えるならばこの映画は外国人に向けた日本の映画。日本人監督が撮る映画ではないと思いました。NHKの連ドラでもこんな撮り方しない。
人としての気配り社会的TPOが雑に表現されている。
日本人はもっときめ細かくかつ何気なく自然に表現するはず。
例えば、トイレ清掃員の生活は古いアパートの2階。
早朝の日の出前に起きてドタバタと木製階段降りてバタン!と音を立ててドアを閉めるシーン等考えられない。近所迷惑の概念が欠落している。しかも住まいスカイツリーの麓(押上辺り?)から渋谷まで早朝に高速道路等利用するはずもない。清掃員の給料で高速道路を頻繁に使う訳がない。仕事終わりの帰宅時に渋滞に巻き込まれるシーンがあっても良かった。
それから昨今アナログのカセットテープが流行っているのは理解出来るが、車内でカセットテープを再生するシーン。古くて貴重なテープ。一つ¥10,000-の価値があるテープって何年前のテープ?10年以上のアナログテープ等再生したらテープが伸びて器材に巻き付いてしまうでしょ。アナログテープの寿命を考えているのかね?
銭湯に行ったりスナックへ自転車行くシーン。鍵掛けないんだね。部屋の隅々掃除して玄関に貴重品?等置くくらい几帳面な人が鍵掛けない?
甥っ子が居座るシーン。突然自転車が2台。レンタル自転車ならばその自転車を使用するべき。
何気なくそんなシーンを取り入れたら良かったのにね。監督に誰も言えなかったのかな?
そんな細かい所どうでも良い?・・・細かいところを何気なく表現するところが良いと思うけど。
日本製作のアニメや特撮のGODZILLA等参考にすれば自ずと答えは出ると思う。
なんだか監督さんに忖度したんだろうね。
でもしっかり観てしまった。と言うかいろいろ気になる所が見えてしまった。なのでそんなに良くなかったけど悪くなかった。
映画って誰が観ても良いと思うものが良いのか?一部の人が観て良いと思う方が良い映画なのか?
この映画の良さがわからないのか?と訪ねる事が良いのか?
受け取りかたはその人次第。売れるか売れないか?
有名か無名か?